監修:大手前大学 健康栄養学部 白石斉聖博士
黒豆を美味しく食べて、健康な体づくりを。
納豆、豆乳、豆腐、おからなどに代表される、栄養素が豊富な注目の大豆食品。健康な体づくりに欠かせない、三大栄養素の一つであるたんぱく質は私たちの体(筋肉や血液、爪など)をつくる主成分です。黒豆に含まれるたんぱく質は、すべての必須アミノ酸(体内で合成できないアミノ酸)をバランスよく含む、良質のたんぱく質で「畑の肉」とも呼ばれています。
丹波黒大豆(乾燥豆の場合)100gに含まれる栄養成分表示(当社調べ)
※煮豆等、加工品は下記の栄養成分表示には該当しません。
エネルギー | 353kcal |
---|---|
大豆レシチン | 1.32g |
鉄分 | 8.49mg 煮豆にさびた釘を入れると、 さらに鉄分は増加します。 |
食物繊維総量 | 16g |
ビタミンB群 | B1/0.78mg |
B2/0.27mg |
脂質 | 17.5g |
---|---|
大豆サポニン | 0.25g |
カルシウム | 107mg |
大豆たんぱく質 | 34.2g |
大豆イソフラボン | 171mg※ |
カリウム | 1860mg |
アントシアニン | 62.05mg※ |
※の数値は神戸大学大学院農学研究科 生物機能開発化学教育研究分野のご協力により分析
たんぱく質
納豆、豆乳、豆腐、おからなどに代表される、栄養素が豊富な注目の大豆食品。健康な体づくりに欠かせない、三大栄養素の一つであるたんぱく質は私たちの体(筋肉や血液、爪など)をつくる主成分です。黒豆に含まれるたんぱく質は、すべての必須アミノ酸(体内で合成できないアミノ酸)をバランスよく含む、良質のたんぱく質で「畑の肉」とも呼ばれています。また黒豆のたんぱく質は、乾燥豆の場合100g中34.2gもの含有量があります。たんぱく質を摂るために食事量を増やすのではなく、高たんぱく質の食品をうまく活用して、健康な体づくりを目指しましょう。
アントシアニン(ポリフェノール)
黒豆はこの大豆が持つ栄養素に加え、黒い色素の皮にはアントシアニンというポリフェノールの一種が含まれています。
カルシウム・イソフラボン
黒豆にはカルシウムも含まれています。また黒豆の大豆イソフラボンはポリフェノールの一種です。
鉄分
黒豆は生理機能に重要なミネラルである鉄分が豊富で、また黒豆を煮るときにさびた釘を使うことで、釘の鉄分が溶け出して、さらに鉄分が多く含まれた料理になります。
食物繊維
黒豆にはセルロースやヘミセルロースのような食物繊維や、食物繊維の一種であるオリゴ糖のスタキオースやラフノースも含まれています。