水無月 六月の献立

仁明天皇が平安時代(848年)の六月十六日に年号を嘉祥に改め、16にちなんだ菓子や餅を神に供え疫病退散と招福を祈ったと伝わっています。今は和菓子の日となっています。又六月三十日は茅の輪くぐりという神事があり、心身を清めて厄災を祓い無病息災を祈願します。十六の黒豆ごはんや茅(ちがや)を飾って、湿気が多くものも腐りやすい時期ですので、疫病や災難を避け無病息災を願う献立にしてみました。

作り方

黒豆ごはん

材料:

煎り黒豆(小田垣商店)、米、出汁、梅干、塩

1.
米を研ぎ、出汁を炊飯量分入れる。
2.
米2合に対して梅ぼし1ヶの割合いで種を抜いてほぐしていれる。この時塩分が足りないようであれば塩で調整して炊く。

焼き鱧と鱧の子煮

材料:

鱧(三枚に下ろして骨切したもの)、鱧の子、山椒の葉、酒、味醂、薄口醤油

1.
鱧は下ろして骨切りしたものを5〜6cmに切り塩をして焼く。
2.
鱧の子は一口大に切り、酒、味醂、薄口醤油で煮て、山椒の葉を添える。
※鱧には下記のソース2種(A)をお好みでつけて食べる。

但馬牛のステーキ

材料:

但馬牛、塩、胡椒

1.
焼く前に冷蔵庫から出して常温にしておく。
2.
かるく塩胡椒し、温めた鉄板(フライパン)に牛脂をひいて両面こんがり焼く。
3.
アルミホイルに包み7〜8分置いて、食べやすい大きさに切り、盛り付ける。
※下記のソース2種(A)をお好みでつけて食べる。わさび醤油でも良い。

2種のソース(A)

材料:

煎り黒豆(小田垣商店)、ロゼワイン、チキンブイヨン、梅干、酒、味醂、塩、胡椒

>1種類目のソース
1.
ロゼワインを火にかけアルコール分を飛ばしチキンブイヨンスープを入れ、塩胡椒で味を整える。
2.
その中に煎り黒豆(小田垣商店)を入れ煮立て、フードプロセッサーにかける。

>2種類目のソース
1.
ロゼワインを火にかけアルコール分を飛ばしチキンブイヨンスープを入れ、塩胡椒で味を整える。
2.
梅干の種を抜いた物を包丁でよくたたき、酒にみりんを加え、火にかけた中に入れ梅肉ソースを作る。