如月 二月の献立

2021年は124年ぶりに2月2日が節分でしたが、殆どの年は2月3日です。立春の前の日が節分になります。
節分は「魔を滅する」として豆を蒔いて邪気を祓い福を招き入れます。近年では、地方の行事であったその年の恵方を向いて無言で食べる恵方巻も全国的に行われるようになってきました。節分の豆まきは普通の白大豆を使いますが、今回は代わりに炒り黒豆を使いました。邪気退散にも黒豆の方がパワーがありそうですよね。柊と大豆の枝を飾り、山菜と天ぷらを花畑のように仕立て、春を待つ嬉しさを節分のしつらえに込めてみました。

作り方

恵方巻き

材料:

すし飯、海苔、卵焼き、きゅうり、椎茸のうま煮、でんぶ、そぼろ他お刺身用の魚など

1.
寿司飯を作る。
2.
巻きすに焼き海苔を置き、手前3分の2程度に寿司飯をのせ薄く伸ばす。
3.
伸ばした寿司飯の手前側に好きな具材をのせる。卵焼き、きゅうり、椎茸の煮たもの、でんぶ、そぼろなど。またはお刺身用の魚をのせて海鮮巻きにしても良い。
4.
手に持ってそのまま食べるため、ご飯をしっかり固めに巻く。

※海苔1枚分だとかなり大きなものになってしまうので、食べる人に合わせて大きさを調整してください。

山菜の天ぷら

材料:

こごみ、タラの芽、ふきのとう、行者ニンニクなどの山菜、天ぷらの衣(薄力粉、玉子)

1.
こごみ、タラの芽、ふきのとうを洗う。
2.
玉子をほぐし水に入れ、そこに振るった薄力粉を入れてさっと混ぜる。その際氷を一片いれると、衣がカラッと揚がりやすい。
3.
それぞれの山菜にひとつずつ衣を付け揚げる。(蕗のとうは揚げる前に蕾みを花が開いたように一枚一枚広げ、開いた方に衣を付け下向きにして油に入れる)

※小田垣商店の升に盛り、早春のお花畑のように見立てました。

三色餅あられの素揚げと炒り豆

材料:

三色餅、煎り黒豆(小田垣商店)、塩

1.
三色餅を揚げ、塩を振る。

※小田垣商店の煎り黒豆をまぜ、打ち豆福豆仕立てにしました。