料理歳時記
神無月 十月の献立
本来10月は神無月と言われ、日本中の神様が出雲に集まると伝えられています。最近は日本でも仮装などで、若い人を中心に広がっているハロウィンですが、本来は秋の収穫を祝い、先祖の霊をお迎えして悪霊を追い払うお祭りです。今回は秋の収穫に感謝し、大人のハロウィンを表現してみました。
作り方
むき枝豆(黒さや)のリゾット 黒トリュフのせ
1.
もち麦を洗いオリーブオイルで炒める。
2.
その中にスープストックなければ水とブイヨンを入れ、もち麦が柔らかくなるまで15〜20分煮る。
3.
ミルクと生クリームを加え、塩胡椒で味を整える。
4.
茹でて薄皮をむいた黒さやと、おろしたパルメザンチーズを加え、最後に削った黒トリュフをのせる。
※毎年10月初旬に解禁になる黒さやを茹で、薄皮もむいてリゾットに入れました。フランス産黒トリュフを合わせ、もち麦のプチプチとした食感と黒さやのほっこりした食感と香りが、トリュフの芳醇な香りと相まって、黒さやの緑が映える一品となりました。
黒豆のクレーム ド カシス煮とクリームチーズ
1.
小田垣商店の黒豆煮レシピの分量に、豆の量(g)の20%ほどの量(g)のクレームドカシスを加え煮る。
2.
豆が柔らかくなったら火を止める直前に30〜50ccのクレームドカシスを加え、火を止め味を含ませる。
3.
1.5cm角に切ったクリームチーズの上に黒豆をのせ食べやすように串にさして皿に盛る。
※丹波黒を、クレーム ド カシスで煮て、クリームチーズと合わせてみました。黒豆が想像以上にクレーム ド カシスと合い、アミューズとしてワインに最適な一品です。
鯛のポワレ
1.
鯛に塩、こしょうをして軽く小麦粉をつけ、熱したフライパンにバターを入れ焼く(ポワレ)
黒さやを木立に見立てて
1.
黒さやを枝ごと茹で、木立のように仕立てる。
※黒さやを束ねてあったものをリボンのように使い、ハロウィンのイメージにしました。
丹波栗とマスカポーネチーズ
1.
鍋に水とむいた栗、くちなしの実を入れ火にかける。
2.
優しい黄色になったらくちなしの実は取る。
3.
栗が柔らかくなったらグラニュー糖を加え煮ふくめる。
※丹波栗のシロップ煮を作り荒目につぶし、マスカポーネチーズと合わせ、小田垣商店の最中の皮に乗せ、秋のデザートにしました。